「不気味の谷現象」とは、ロボットを人間の容姿に近づければ近づけていくほど親近感が増していくが、ある一定の度合いに到達すると突然「強い嫌悪感」を感じる奇妙な現象のことだ。

過去にもロボットメディアでは「不気味の谷現象」に取り上げているが…

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        <strong>人間に近づくほど嫌悪感を感じる不思議な現象「不気味の谷」</strong><br />
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今月、「不気味の谷現象」を引き起こす脳の領域が明らかになった。

参考・発表資料原文はこちら
Uncanny Valley’: Brain network evaluates robot likeability
https://medicalxpress.com/news/2019-07-brain-network-robot-likeability.html

「不気味の谷現象」と連動する脳領域

ケンブリッジ大学とドイツ・アーヘン工科大学が不気味の谷現象をかねてより研究していたが、MRIを使った脳波パターンが不気味の谷現象に連動していることを示す脳領域を発見した。

実験について

実験では約20名の被験者に対して、「人間」「ロボット」「ハイブリッド」と言った複数パターンの写真を見せ、脳波ををMRIで測定し嫌悪感と親近感の脳波パターンを評価した。
すると、腹内側前頭前野と呼ばれる社会的評価の処理に関わる脳の部位の脳波パターンが「不気味の谷」に一致した。
腹内側前頭前野は、主観的な価値(ここちよさ)を判断する器官でもあり、今回の実験の裏付けとしても辻褄が合う結果となった。

また、今回の実験で「不気味の谷現象」の強さは個人差があることもわかっている。
我々人間と同じように、ロボットに対しても好き嫌いという概念が適応されるということを示している。

人間と同じように、全ての人間に好かれるロボットもいない可能性があるということなのだ。

人間型ロボット開発への影響

今回の結果は「人間のような見た目のロボット」を設計する上で大きな影響を与える可能性があると示している。
そして、この「不気味の谷現象」は社会的経験によって変化する可能性があると研究チームは語った。